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高山西高等学校

グローバル教育

本校では、可能な限り多くの留学生を受け入れ、生徒たちが楽しく異文化に触れ、積極的に交流する機会を継続的に設けています。昨年度は、5つの団体を受け入れました。 6月には、デンバー(アメリカ)の高校生たちが来校し、日本の伝統的な遊び「だるまさんが転んだ」などを共に楽しみ、英語だけでなくジェスチャーを踏まえながら生徒たちと交流しました。書道体験では、デンバーの高校生が好きな漢字を書き、その作品を大切に持ち帰りました。10月には、ルーマニアの学生(JICA)からボランティア活動の報告やシビウ市の魅力を中心にプレゼンテーションをしていただきました。11月には、安東中央高校(韓国)の生徒とのオンライン交流を実施しました。その後1月には学校訪問され、探究飛騨の発表や体育の授業に参加するなど交流を深めました。11月下旬には、シンガポールから高校生が来校しました。調理実習ではちらし寿司を作り、茶華道部やウインドアンサンブル部の活動にも参加しました。また、日本語ディスカッションと英語ディベートを行い、テーマについて本校生徒と真剣に議論している様子がありました。短期間ではあったものの、お互いに密な時間を過ごしました。12月には、岐阜大学在学中のブラジルとペルーからの留学生との交流がありました。文化や食事、動物などをテーマに異文化交流が行われました。生徒たちも一生懸命に英語でコミュニケーションしようとする姿勢が見られました。

グローバル化が加速する中で、世界でも対抗できるように従来の英語を読み書きする能力だけでなく、英語でコミュニケーションをとるような実践的な英語力も必要になってきます。そして、日本での日常から切り離され集中的に語学力を高めることが出来るのが海外語学研修です。普段の生活では実現が難しい英語漬けの日々を過ごすことで、同年代の海外の友達ができ、早い時期から異文化コミュニケーションの機会が持て、視野が広がり、世界から日本を見ることができるようになります。高山西高校の海外語学研修は、アメリカ:カリフォルニア州ロサンゼルス市での都市研修とテキサス州サンアントニオ市でホームステイをしながら約2週間の姉妹校交流を行っています。

海外語学研修行程「アメリカテキサス研修」

1日目 午前:高山よりバスにて羽田空港へ
午後:羽田空港より空路ロサンゼルスへ/ロス到着後専用車にてロサンゼルス市内観光へ
○全米日系人博物館 ○チャイニーズシアター ○ファーマーズマーケット【アナハイム:ホテル泊】
2日目 終日:ディズニーランド観光へ 【アナハイム:ホテル泊】
3日目 ホテルより専用車にてロサンゼルス空港へ
午前:ロスより国内便にてサンアントニオへ/夕刻:サンアントニオ到着後ホストファミリーと対面
ホストファミリー宅へ【サンアントニオ地区:ホストファミーリー宅泊】
4日目~12日目 International School of the Americas 又は Johnson High Schoolにて交流活動
①通常授業へ参加
②小旅行等のエクスカーション
③日本文化紹介などのアクティビティー
④現地交流先への表敬訪問
⑤週末はホストファミリーとの自由行動 ⑥ホストファミリーとのさよならパーティー など
【サンアントニオ地区:ホストファミーリー宅泊】
13日目 ホストファミリー宅より空港へ 早朝:サンアントニオより帰国の途へ
14日目 午後:羽田空港へ到着 羽田空港よりバスにて高山へ

全国大会常連の伝統を誇ります。土日祝日などには、オンラインを活用したり、直接相手校に赴くなどして、全国の強豪校と練習試合を行い、ディベート技術を向上させています。また同時に全国屈指の進学校の生徒たちとの交流を深めています。昨年度も岐阜県・愛知県・三重県合同予選会にて優勝し、栃木県作新学院大学で実施された、「第18回全国高校生 英語ディベート大会(The 18th All Japan High School English Debate Tournament)」に6年連続16回目の出場を果たすことが出来ました。

英語ディベートとは?
中学時代に多少の経験があるかも知れませんが、ディベートは裁判をイメージしてもらえれば分かりやすいと思います。つまり検察(肯定)VS 弁護(否定)にわかれて、裁判員(ジャッジ)に議論の優劣を判定してもらうものです。例えば弁護士の場合、どのような人間も弁護することが求められます。つまり自分の考えや好き嫌いを主張するのでなく、客観的なデータに基づいて論理をまとめ、裁判官(ジャッジ)にそれをアピールするのがディベートなのです。
ディベートのメリットは?
まず社会人として必要な論理性を身につけることができます。現在、市民が裁判に参加することが義務づけられており、ディベートの知識はそこでも非常に役立つことでしょう。また、医学部を初めとして多くの大学では、ディベートやディスカッションを入学試験として課すようになってきています。みなさんは、英語ディベートは普通の英会話よりもはるかに難しいと感じるかも知れませんが、英語ディベートでは決まったしゃべり方があります。それさえマスターすれば(英会話が苦手な人でも)英語でディベートが出来てしまうのです。
全国高校生英語ディベート大会とは何ですか?
全国各都道府県、ブロックの予選会を勝ち抜いたディベーターが集合します。またディベートをやっている多くの学校が超進学校でもあります。英語ディベートで彼らと対戦することを通じて、実際に多くの刺激を仲間達からうけることができます。
普段どのような活動をしていますか?
特進Ⅰクラスの生徒を中心に英語ディベートを行っています。また、特進Ⅰクラスの英語の授業で6月から11月までの6ヶ月間集中的にディベートの学習をします。

英語ディベートに取り組んでいる生徒たちに聞いてみました

キャプテンとしてどんな苦労がありますか?
堀尾亮介くん(3G:松倉中学校出身)
「試合中自分の仕事だけでなく、チーム全員と協力するのは大変です。」
大会に向けての気持ちを聞かせてください。
堀尾亮介くん(3G:松倉中学校出身)
「目標である全国大会出場のために、一つ一つの試合を落とさないよう全力を尽くします。」
チームの雰囲気はどうですか?
平野由依さん(3G:日枝中学校出身)
「和気あいあいとしていて明るい雰囲気です。」
キャプテンについて一言お願いします。
野中陽葵さん(3G:清見中学校出身)
「キャプテンとして、また、サマリースピーカーとして、頼りにしています。大会に向けよろしくお願いします。」
英語ディベートを目指す後輩たちへメッセージをお願いします。
稲葉康浩くん(3G:神岡中学校出身)
「ディベートと勉強と両立が大変ですが、他県の高校生と仲良くなれたり、普段とは違う視点で物事を見ることができます。ぜひ、挑戦してみてください。」

生徒の声全国を知り 視野が広がった 英語ディベート
広島大学 法学部 法学科
令和5年度 3年G組
志賀仁美さん(高山市立日枝中学校出身)

特進Ⅰクラスでは、勉強以外にもさまざまな経験を積むことができますが、私の場合は、英語ディベートを通して仲間やライバルと切磋琢磨した日々が、とても素晴らしい思い出として残っています。最初こそ短時間でスピーチを組み立て、英語で意見を述べる難しさに戸惑いましたが、強豪校との練習試合を積み重ねるうちに、英語ディベートがどんどん面白くなっていきました。そして、目標である全国大会に出場できただけでなく、6位入賞という結果を手にすることもできました。全国大会でライバルのレベルの高さを目の当たりにすると、その後の受験勉強の大きな糧にもなります。高山西高校で学んだことは、確実に自分の夢をかなえる力になりました。